こんちゅう

エッセイ・小説・ブログ・楽譜置き場。 不定期更新。

命の価値を考える

「君の名は」のピアノメドレー動画の再生回数が結構伸びました。ありがたや。


先日、だんじり祭りで事故が発生しました。

だんじり祭りでは毎年のように死傷者が出ている訳ですが。


私からすると、こんな祭りは命を賭ける必要のない、下らないものだと思っています。
しかしながら、現地の人々からすればこの祭りは誇りであり、身を命の危険に晒すことも厭わない訳です。

たとえその人達がどんな人種であろうと、同じ人間で、日本人です。それなのに、これだけ対極の考えを持ってしまっているのには、どうしてなのでしょうか。

私は常日頃から性善説を唱えています。生まれた瞬間は我々は、多少の誤差こそあれ、全く同じものです。何の思考にも染まっていません。
当たり前のことなのですが、人の思考は周りの環境が大きく影響しています。
もし私が岸和田に住んでいたなら、だんじり祭りに命を賭けるのを躊躇わない人間になっていたかもしれない。というのも、今まで意図的に触れていなかったのですが、私にはだんじり祭りをする人達の考えを否定しうる理論を持っていません。
勿論、もう一度いいますが、私からすれば否定されるべき事柄です。
しかし本質的には、ただの見解の相違、どこに重きを置くか、それだけの問題なのです。宗教に通ずるものがありますね。

だからこそ、だからこそ学校教育というものは大いに慎重である必要があります。詳しい話は別の機会にしますが。


まぁ、結局結論という結論は存在しない訳で。
大学生になったらだんじり祭りを見に行きます。そこにいる人達のことを知らなければ、何も始まりません。勿論、安全な場所でね。


2016/11/6