こんちゅう

エッセイ・小説・ブログ・楽譜置き場。 不定期更新。

2024年度版 ベスト・オブ・AKB48

こんにちはチョッキです.

今日はチョッキが選ぶ!2024年度ベスト・オブ・AKB48と題して,2024年に行われたAKBに関連する活動の中で最も印象的なものをランキング形式で紹介します.チョッキのAdvent Calendar 2024のクライマックス,メイン記事です.*1

筆者の経歴

筆者(チョッキ)はファン歴1年半ほどです.「元カレです」のMVでAKBの存在を認知し,その後しばらく空いて「アイドルなんかじゃなかったら」期間にファンになっています.地方勢なのでなかなか現地に行く機会はありません.今年現地に足を運んだのは・大阪ファンミ(1月・5月・8月),春コン,劇場公演(3月,6月×2),握手会(9月),奈良公演のみです.

第3位:HADO

高橋弘樹は天才である.私がHADOを見始めた今年の1月くらいには既に確信しており推しメンとのお話会でも「ひろゆこさんは10年後に絶対メディアで天下取ってる」と語るほどだったのですが,都知事選以降ReHacQがバズりにバズってもう既に政治系ネットメディアでは天下を取ってます.もう少し成長を見守らせてよ(アイドルオタク並感).

HADOは良かった.本当に面白かった.残念ながらWow liveはサービス終了が発表されてしまいもうAKB HADOが開催されることはないかもしれませんが,オリジナルの配信フォームにしてはとても多くの人を集めた,大成功のコンテンツだったのではないでしょうか.私もいつもリアルタイムで視聴していましたし,会場・コメント共に大盛り上がりでした.*2

なぜHADOが面白かったのか

面白さの要因はいくつかあるでしょうが,AKBとのシナジーという観点でいうと,とにかく最近のAKBに欠けていた要素が全て含まれていたことが一つ挙げられると思います.

一つは応援.総選挙が開催されなくなって以降,明確にファンのみんなでアイドルを応援する!というイベントがそこまで無かったのではないかと感じます.握手会のCDを買うことで推しメンを選抜入りさせるというコンセプトは残っているものの,これだけメンバーの数が減った今選抜入りのボーダーもあやふやですし,そもそもCDを積む人は応援というより純粋にアイドルとお話がしたいという人が多い気がします.その風潮自体は問題ない──むしろ,推しメンのランクインのためにCDに大枚を叩くよりよっぽど健全ではありますが,AKBの人気が総選挙という形で後押しされていたという歴史を振り返ると,グループとしての盛り上がりにはいささか物足りなさを感じます.

そこで出てきたのがHADO,配信を見ていれば無料で配布される「エナジー」を使うことでメンバーのスキルレベルを上げることができます.さらに,現地では「ボール応援タイム」というものがあり,ファンから集めたボールの数に応じたスキルを最終ゲームで使うことができます.

アイドルはファンに「勝ちたいからエナジーをたくさん私に投げてほしい!球もたくさんほしい!」とお願いをする.ファンはそれに応えるためにエナジー・球という形で応援する.結果はすぐ反映され,集まったエナジーが多いとアイドルは喜び,少なければ落ち込む.ファンはアイドルの希望に応えようとより頑張るし,次の配信も見ようとなる.この構図ってまさに総選挙の簡易版,明確な目標・ファンの行動・アイドルからのフィードバック.それも,特に課金要素もなくできる*3ので非常にストレスフリー.どこまで狙ってこのゲームを設定したかは不明ですが,AKBとの相性が抜群である理由はここに詰まっていると思います.

久しぶりのチーム制

AKBは去年の10月にチーム制が休止されました.ところが,HADOでは期別やドラフト制といった形でチームバトルを続けました.これも良かった.やっぱりAKB48のグループ全体を追いかけるのは人数が多過ぎて難しいし,ある程度チームを作って小分けにした方が応援もしやすいのではないかと思います.

AKB48天下一HADO会 そして伝説へ」では,チームごとのリーダーとして,まほぴょん,田口さん,ほてちゃん,ずっきーの4人が選ばれたのですが,この人選も振り返ってみれば最高でした.まほぴょんと田口さんはバラエティメンバーとして大会を面白くしてくれるのはもちろん,最後には主人公ずっきーvsラスボスほてちゃんというめちゃくちゃアツい展開を見せてくれました.

HADOがTV番組のスポンサーになることで「AKBの冠番組」も続きました.番組の後半にHADOの様子を放映するのですが,個性溢れる4チームによる汗と涙の戦い,地上波で流すに足りるクオリティのストーリーに仕上がっていたと感じます.

ひろゆこ氏の仕事術に学ぶ

何よりも.何よりも大きいのはひろゆこ氏によるMCです.これがあまりにも面白い.アイドルというバラエティ慣れしていない半分素人みたいな人たちをここまで面白く取り仕切るスキルは関心ものです.そこらの芸人でもこんな大回しはできない.HADOは2時間くらいの配信なのですが,正直ひろゆこ氏のMCがあるから最後まで見ていられました.

ここで突然ですが,以下の動画を見てほしいです.これは東京都知事選挙公開討論会の終盤,ひろゆこ氏が各候補者に「視聴者目線に立った質問」を投げかけるシーンです.

 

・・・え,これまんまHADOのMCじゃん!!!!!!!!!!

 

この相手に軽快に失礼な質問をぶっ込む感じ,えりいちゃんにOO48辞退の理由を聞いたシーンを思い出します.政治家とアイドルは似ているとは誰かの文言,よく考えたらAKB総選挙もあることですし,実はこの2つは本質的には全く同じなのかもしれません.隠し事があり全部ベラベラ話せるわけではなく,かといって笑いに昇華できるほどトークスキルがあるわけでもない.そんな難しい人たちを高橋弘樹さんはいとも簡単に回しきってしまう.

このMC力,元々の才能もあったのでしょうが,ある程度は「AKB HADO」で鍛えられたのではないでしょうか.高橋弘樹さんは昔,アイドル番組は自分が最もやりたくない種類の番組だったと公言しています.ところがその仕事で得たスキルを活用して,今では政治系ネットメディアの最大手を張っている.ひろゆこ氏から学ぶことがあるとすれば,どんなにやりたくない仕事でも,真摯に取り組むことで後々それが生きてくる可能性があるということです.彼の生き様は見ているだけで勉強になるし,自分もそんな風に生きたいと思う,憧れの存在です.

でも「恋詰ん」のMVはあんま好きじゃない.次があればより良いものを期待してます!!!!(小声

 

第2位 下口ひなな卒業公演

第2位は下口ひなな卒業公演,特に「10年桜」です.ひななちゃんのファンではないのでここに上げるのは少し申し訳ない気持ちもあるのですが,それでも2024年に最も心を動かされたパフォーマンスの一つであるのは間違いありません.

卒業ってなに?

2023年はAKBメンバー卒業ラッシュの年,1年間で実に41人ものアイドルがグループを去っていきました.私は2023年の半ばからAKBのファンになり,それまでは3次元アイドルには全く触れていなかったので,正直「卒業って何?」といった感じで,単にグループを脱退するだけじゃないの?とか思っていました.

その認識も時間が経つにつれて次第に変わっていきました.AKBのことを深く知るにつれ,そもそも中学生や高校生でアイドルになる人がほとんどだということ(それもびっくりでした.今までは高校を卒業した後にやるもんだと思ってた),青春の全てをAKBに捧げてきたということ.そして卒業というのは,アイドルをやめ,新しい夢に向かって進む大きな転換点であることを知りました.

卒業公演ってなに?

私の推しメンはよく人の卒業公演に出演していたので,それがきっかけで結構な数の卒業公演を見てきました.それを通じて感じたのは,卒業公演はそのメンバーのアイドル人生そのものを表しているということです.セットリストや呼ぶメンバーを本人が自由に選べるので,卒業公演を見るだけで,たかが数ヶ月のファンでも,その人がアイドル人生において一体何を成し遂げてきたか,何を大切にしてきたか,凄く,本当に凄く伝わってきます.

いつしか私は推しメンを見るためというよりもむしろ,卒業公演そのものを楽しみに見るようになりました.何年もアイドルを続けてきたAKBのメンバーの卒業公演はどれも素敵なものばかり.自分はほぼ野次馬ではあるのですが,新たな道に踏み出していくメンバーに少しでも多くの祝福の声を届けたいと思っています.

下口ひななの「10年桜

中でも心に残ったのが下口ひななさんの卒業公演でした.当時は正直あまりひななちゃんのことは詳しくなくて,なんかずっきーのお友達,くらいの認識でした.

「僕の太陽公演」が終わり卒業セレモニーパートに移り,まずドラフト1期生によるパフォーマンスが行われました.・・・・え??10年もアイドルしてたの?????しかもドラフト1期生最後の一人だったなんて.今まで同期が卒業していくのをずっと見送り続けたのです.

その後パフォーマンスや写真撮影,お手紙のパートが続き,ゲストが全員で揃ったところでついに最後の曲になります.正直自分は浅すぎたので「ウッホホでもやるんかな〜」とぼんやり考えていたのですが披露されたのは「10年桜」.

 

ここからのパフォーマンスは,もう,本当に圧巻でした.今でも強烈に,鮮明に覚えています.

ひななちゃんが駆けつけてくれたメンバー2人ずつと一緒に歌うのですが,とにかくひななちゃんとメンバーの仲の良さ,絆の強さが伝わってくる.みんなひななちゃんのことが大好きだしひななちゃんもみんなのことが大好き.10年間,数えきれないほど多くの同期や先輩,後輩を見送ってきたはずなのに,それでもまだひななちゃんを見送ってくれる大切な仲間がこんなに沢山いる.

 

これは並大抵の人ができることではないと思います.今でこそAKBはチーム制を廃止してみんなで団結して〜みたいな風潮がありますが当時は全然そんなことなかった.特に17期生と正規メンバーの間にはほとんど交流がなかったはずです.他の人の卒業公演でも基本的にゲストは同期や先輩がメイン.それなのに,17期ちゃんたちはなんと4人も駆けつけ,しかももれなく全員号泣してる.

AKB48という競争社会においてこれだけ多くのメンバーが駆けつけ,共に笑いながら,共に泣きながら歌って見送ってくれる.こんな卒業公演は見たことがありません.下口ひななさんがアイドルとして何を大切にしてきたかが痛いほど伝わってきました.パフォーマンスは想いが乗ってさらに輝く.今後,10年桜と聞くと「下口ひなな卒業公演の10年桜」を思い浮かべるでしょうし,こんなに素敵なパフォーマンスができる人は卒業しても何の問題もなく活躍できるだろうと確信した瞬間でもありました.

第1位 本田仁美卒業コンサート

説明不要.完璧なメンバー,完璧なセトリ,完璧なパフォーマンス.こちらも本田仁美さんがアイドルとして何を大事にしているか,今後何を目指したいかが存分に伝わってきました.

今思い返すと,第2期AKB──コロナ以降,AKB全盛期のメンバーを揃えつつ,岡田奈々本田仁美といったスタープレーヤーをセンターに添え,パフォーマンスに力を入れ続けたAKB48は,柏木由紀卒業ではなく,まさにこの本田仁美卒業コンサートをもって終わりを迎えたのでしょう.今後はどのようなAKBの形を見せてくれるのでしょうか.1ファンとしてとても楽しみですし,応援し続けます.

 

おまけ ベスト・オブ・ひゆかちゃん2024

本当は個別の記事を書きたいのだけれど,なんせ「ベスト・オブ」と自信を持って名付けられるほど坂川陽香さんの活動を全て追えているわけではないので(特にUNLAME),完全に主観で書きます.浅いけどごめんね.

第3位 ロングひゆかちゃん

@hiyuka_sakagawa 応援してくれてる皆のことは私が幸せにする‼️‼️🙂‍↕️🙂‍↕️ #akb48 #坂川陽香 #06 #fyp ♬ 元彼女のみなさまへ (1サビ ver.) - コレサワ

いやごめん.本当にごめん.ボブも大好きよ.ボブはひゆかちゃんのパーソナルヘアーだとは思ってる.でもロングも大好き!!!!!!!!!!!

最初の笑顔がまんま😊でほんまにかわいい.目が^^になる人って本当に存在するんだ.かわいすぎる.

 

第2位 シガコレ

@tisukez #シガコレ#akb48 #坂川陽香 #onlytoday ♬ オリジナル楽曲 - チースケ

 

なんかTikTokでやたらバズってるひゆかちゃんのシガコレ.というか坂川陽香さんはなんで僕が関西にいない時にだけ関西に来るんですか??????

ちょっとぱっと動画が見当たらないんだけど,確か煽りがXで話題になったのもシガコレでしたよね?今のAKBのメンバーで煽りができる人って本当に希少だから,ぜひこれからもライブを最高に盛り上げてほしいです.

第1位 ひゆメール

大好き.いつもありがとう.

 

おまけのおまけ

@zukky_48

コテッ✊🏻

♬ original sound - yami💙 - 🍊yami

今年のずっきーのTikTokで一番好きな動画.めちゃシンプルなダンスなのに体幹が良すぎて華がありすぎる.コテッってぶつかっちゃうのかわいすぎ.手でおさえるのかわいすぎ.近付いてくるのもかわいすぎ.ニコってするのもかわいすぎ.おてても可愛すぎ.全ての動作がかわいい.それでいてあざとさが微塵も感じられないの,本当に天性のアイドル.大好き.

 

@zukky_48

✌🏻

♬ original sound - yami💙 - 🍊yami

 

別バージョンと合わせて見るとさらにいい.こちらは手の振りの順番が逆になってる.かわいい.愛おしい.

 

おまけのおまけのおまけ

まあみんな大好きだと思うけれど,チョッキが選ぶ今年のAKB48のベストショット.CDTVの恋詰んはダンスもバチっと揃っていて気合い満タンって感じで超絶ハイクオリティ.めちゃくちゃ大好き.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:となる予定だったのですが,他に執筆したい記事があるにも関わらず全く間に合っていないので普通に25日過ぎても更新します.つらつら

*2:残念ながら推しメンが出ている回しか視聴しておらず,そこがAKBの欠点とも関連するでしょうが

*3:多分無かったよね?あったかもしれないけど無料でも十分楽しめました