こんちゅう

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「天気の子」上映終了前にもう一度観に行くべき4つの理由

こんにちは。wottoです。

 早速ですが、みなさまはもう「天気の子」はご覧になられましたか?

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興行収入は135億円、動員数は1000万人を突破し、まさに今年No1ヒットの映画となっている「天気の子」、もう既に観たよーという方も多いのではないでしょうか。

 

で、す、が!!!この映画、1回観ただけなんて勿体ない!!!!

今回は、「天気の子」を既に試聴済みの方に向けて、上映終了までにスクリーンでもう一度観るべき4つの理由をお伝えしようと思います。

 

以下、「天気の子」のネタバレを少々含みます。未試聴の方は注意してください。

 

 

理由1つめ:4DX上映で圧倒的な体験を!

「天気の子」は4DX上映に対応しています。

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「天気の子」4DX上映を記念したポスター。

4DXとは何か、公式サイトには次のような説明が書かれています。

4DX®とは、現在、映画業界で最も注目を集める、最新の<体感型(4D)>映画上映システムです。
モーションシートが、映画のシーンに完全にマッチした形で、前後&上下左右に<動き>、その衝撃を再現。
さらに、嵐等のシーンでは<水>が降り、<風>が吹きつけ、雷鳴に劇場全体が<フラッシュ>する他、映画のシーンを感情的に盛り上げる<香り>や、臨場感を演出する<煙り>など、様々なエモーショナルな特殊効果で、≪目で観るだけの映画≫から≪体全体で感じる映画≫の鑑賞へと魅力的に転換致します。 

 要するに、映画を観ながらユニバのアトラクションのような体験が出来る、ということなのです。

 

「天気の子」4DX版では、雨の降るシーンでは雨が降りますし、雪の降るシーンでは雪が降ります。天気をテーマにした本作にはぴったりの仕掛けとなっている訳です。

 

 

さらに! 「花火大会」「バイクチェイス」「グランドエスケープ」のシーンでは映画の視点に合わせて席が動き、とんでもない迫力となっています。

特に「グランドエスケープ」は4DXの全ての仕掛けが組み合わさって最高の演出に! まるで本当に陽菜と一緒に落ちているかのようでした。

 

 

これらの素敵な演出のおかげで、個人的には普通の映画館で見るよりも何倍もの没入感を得られました。これは追加料金を払う価値がある! 

「天気の子」4DX版は自信をもってオススメできます。

 

理由2つめ:ストーリーの伏線を確認!実はあのシーンは......

新海誠監督の前作「君の名は。」でもそうだったんですが、この作品、非常にたくさんの伏線が各所に散りばめられています。

例えば、ヒロインの陽菜が首につけているチョーカーは、実はもともと病床の母親が腕に着けていたブレスレットなんです。

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このことと、ラストシーンでは陽菜のチョーカーが割れていたこと、さらに再開時にはつけていなかったことから、このチョーカーが暗示しているものが何なのかが見えてきます。

 

他にも、たくさんの伏線があります......少しだけ書くと、

  • 陽菜の年齢を示唆するような表現
  • 夏美が言った「須賀と帆高が似ている」の意味(どこが似ていて、どこが違うのか)
  • 劇中に出てくる「銃」の示す意味(1回目と2回目で帆高にどのような変化があったのか?)
  • 四葉、テッシー、さやちんの再登場(これは別に伏線じゃないけど)

 

などなど......挙げだすとキリがありません。一度「天気の子 伏線」とか「天気の子 考察」とかでググってみて下さい。山のように出てきます。

 

勿論、作品内で明確に言及している訳ではないのでこれらの考察は想像の域を出ないのですが、それでも「これはこういう意味なんじゃないか?」とか、「このシーンはこれを表していたのか!」などと考えを巡らせながら観ると、さらに「天気の子」を楽しめること間違いなしです。

 

 

理由3つめ:RADWIMPSの歌詞に注目!

 今作でも劇中歌の全てをRADWINPSが手掛けています。

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アルバム「天気の子」のジャケット

 

恐らく1回観ただけだと、その圧倒的な情報量にただただ驚かされるばかりで、劇中歌のメロディーの歌詞にまで注意が及ばない人も多いのではないでしょうか。

ですが! 今回の「天気の子」の劇中歌は、是非歌詞に注目して聴いてもらいたい曲ばかりなのです!

 

例えば、最後の再開シーンで流れる「大丈夫」という曲の歌詞の一部はこのようになっています。

世界が君の小さな肩に のっているのが

僕にだけは見えて 泣き出しそうでいると

 

「大丈夫?」ってさぁ 君が気付いてさ 聞くから

「大丈夫だよ」って 僕は慌てて言うけど

 

なんでそんなことを 言うんだよ

崩れそうなのは 君なのに

 

.......

うわああああ!!!そのまんま、そのまんま帆高と陽菜の関係性じゃないか!!!!

 

こんなエモい歌詞がクライマックスシーンで大音量で流れるんですよ。エモ過ぎ!

涙腺が崩壊する。これだけでもう一度見に行く価値があります。

 

さらに、エンディングの「愛にできることはまだあるかい」の歌詞で、僕が凄く気に入っている一節があります。

何もない僕たちに なぜ夢を見させたか

終わりある人生に なぜ希望を持たせたか

 

何故この手をすり抜ける ものばかり与えたか

それでもなおしがみつく 僕らは醜いかい

それとも、きれいかい

 

答えてよ

 

......

ええええええ!!!!! なんだこの歌詞は。日本語ってこんなに美しかったっけ。帆高の思いが、そして世界中の人たちの思いがこの歌詞に詰まっています。天才。

 

是非「天気の子」を劇場でもう一度、このRADWINPSの歌と映像が混ざりあう素敵な空間を味わい直してみて下さい。

 

 

理由4つめ:

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

陽菜さん!!!!!!!!!!陽菜さん!!!!!!!!!!!!!!!可愛い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!可愛い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!可愛いよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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あああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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あああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!可愛い!!!!!!!!!可愛いよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

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先輩👏年下👏中学生👏👏

先輩👏年下👏中学生👏👏

 

FOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

・・・え?現実には陽菜さんみたいな娘いない?

そんな主人公ベタ惚れ全肯定&自己犠牲で弟思いのめちゃくちゃ良い娘なんていない?

せいぜい代々木の廃ビルで銃撃った後あのまま別れてお終い?

 

 

いいんだよ別に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

だってこれアニメだもん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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ネギネギ!ネーギー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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あ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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ねぎねぎ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

f:id:wotto27oct:20191022175000p:plainネーギー

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああFOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 ............

ああ.....またやってしまった。途中までは真面目に書いてたのに......。

この映画、僕本当に大好きで、オタクだけじゃなくて一般の方にもめちゃくちゃオススメできるんですけど、なにせ僕がオタクなので何の説得力もない。これを「キモ・オタクのジレンマ」といいます。

何かの間違いでこの記事を読んで頂いた一般の方、本当に最高なので、ぜひぜひ、「天気の子」2回目に足を運んでいただけると幸いです。オタクは回れ右して今すぐ観に行け。

 

2019/10/22 wotto

【FE風花雪月】最適な能力強化アイテム栽培法!!

みなさんこんにちは。wottoです。夏休みが終わらんというタイミングでこの記事を書いています。明日から大学。つらい。

 

そういえば今日ようやく「天気の子」を観に行きました。

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ずっと行きたい行きたいと思いつつ行けなかったので,ようやく行けて良かったです。というか陽菜さんめちゃくちゃ可愛い。

 

 

めちゃくちゃ可愛いといえばベルナデッタちゃんですが,ベルナデッタちゃんは「ファイアーエムブレム 風花雪月」(以下FE風花雪月)というswitch向けゲームに出てくるキャラクターです。

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この子は貴族なのですが極度のコミュ障・人見知り・そして引き籠もりです。ちょっと話しかけただけで「ひやあぁっっ!」とか言いますし,最初のほうとかは全然信頼されません。ですが一緒に過ごしていくうちに二人の親密度は高まっていき,今まで見られなかった可愛らしい一面を見ることが出来ます。あとこのゲーム,最終的に推しのキャラと結婚できます。プロポーズしたときの反応といえばもう。はあ。可愛い。

 

ここまで書いているとまるでFE風花雪月が恋愛シミュレーションゲームだと勘違いされるかもしれませんが,実は(?)戦闘シミュレーションゲームです。そのためベルナデッタちゃんも戦場に放り込まれて戦う訳ですが,なんとこのキャラ絶妙に弱い。力があんまり伸びないんですよね。そのため真っ当に勝とうと思えばこのキャラは残念ながら副官送り(ベンチみたいなもん)になってしまいます。

 

ところがぎっちょん,遥か古代からこのような不遇ユニットに対する救済策というのは用意されてあるものなのです。そう,ドーピング。力が1上がる"岩ゴボウ"を栽培し,ベルナデッタちゃんに毎週無理やり食べさせることであら不思議,気づけば空を駆け回り相手を槍で2回連続攻撃で瞬殺していくゴリラが完成する訳です。それでも可愛いから許されるのである。

 

 

さて,どうでもいい前置きを夏休み最終日テンションで書いていますが,要するに栽培でいかにして効率的に能力強化アイテムを錬成するかという話です。栽培に関する計算式はggったら出てきますし,一番早いのはファミ通のパーフェクトガイドを買うことです。というか買おうね。私も買ったし。

ファイアーエムブレム 風花雪月 パーフェクトガイド

 

この栽培の計算式で若干あいまいな点がいくつかあります。一番大きな点は「特別報酬の入手確率の種のグレードって何やねん」ですが,これは一緒に植えた各種ごとに計算し,それらのうちから1つがランダムで選択されると仮定しています。

この方の考察と同じです:
https://hyperts.net/feth-cultivate/

 

さて,本題の最適な栽培法ですが,種は(初心者用の種を除いて)21種類しかありませんし,そこから5個まで重複ありで選ぶ組み合わせは65779種類しかありません。よって適当にPythonで全探索して,各能力強化アイテムが最も良く出る組み合わせとその確率を書いていきます。「ほんまか」という方はhttps://hyperwiki.jp/feth/seeds/ にてhyper_T様が自動計算ツールを作っているので検算してください。

注:育成方法は 天馬の恵みを散布する で固定します
また,*印はショップで買えるもののみであることを意味します。

 

生命の木の実(HP+1)

*81% フォドラ西方産の種×2,青い花の種×3

 

岩ゴボウ(力+1)

95% アンゼリカの種×5
92% アンゼリカの種×3 草の種×2
...
87% アンゼリカの種×1 紫色の花の種×4
...
*75% 紫色の花の種×5

 

上魔草(魔力+1)

*79% フォドラ南方産の種×1 黄色の花の種×4

 

煉獄のザクロ(技+1)

89% モルフィスブラムの種×4
88% モルフィスブラムの種×3 緑色の花の種×2
...
*85% 緑色の花の種×5

 

 俊足のニンジン(速さ+1)

90% ノルドサラトの種×5
89% ノルドサラトの種×4
...
*80% 水色の花の種×5

 

奇跡の豆(幸運+1)

96% ボアフルーツの種×4 果実の種×1
87% ボアフルーツの種×3 果実の種×2
...
74% ボアフルーツの種×1 果実の種×4
...
*70% 果実の種×5

 

 アンブロシア(守備+1)

*74% フォドラ東方産の種×4

 

ヴェローナ(魔防+1)

*90% 赤い花の種×5

 

黄金のリンゴ(魅力+1)

*85% 白い花の種×5

 

 

 ......

表を使え表を!!!!!!読みにくいやろ!!!!!!

 

 

まあいいや。眠たいし。ここまで読んでいただいてありがとうございます。

え?まだFE風花雪月を買ってない?買おうね!

 

ファイアーエムブレム 風花雪月 -Switch (『TCGファイアーエムブレム0』限定カード「士官学校の新任教師ベレト」 同梱)

 

 

 2019/10/1 wotto

 

 

 

量子情報科学入門(一日一冊、2/28)

数物セミナーのすべての工程が終わった.これから,この「一日一冊」企画の集大成を始めたいと思う.

 

「量子情報科学入門」(石坂智 ほか,2012,共立出版)この本は,最近話題の量子コンピュータの数学的原理を学ぶ本である.「一日一冊」企画としてこの本を紹介するというのが,実はこの企画を練っていたころからの野望だったのだ.

量子コンピュータはもちろん量子力学に立脚しているが,この本は(一応)量子力学を未修の人でも読めるような工夫がなされている.が,おそらく量子力学をやってからこの本を読んだほうが何倍も良いであろう.
量子コンピュータの原理とは何か.量子力学特有の重ね合わせという状態と,時間発展はユニタリ発展であるという特性を生かしているところに最大の特徴がある.これにより,従来の古典コンピュータでは指数オーダーかかるような問題も,(問題によるが)多項式時間で解決できるのだ(ことがある,と表現するほうが正しいかもしれない).

もちろん完璧な実用化までは(デバイスが出来ていないため)ほど遠いかもしれない.が,今の技術発展をみるに近似系や少し簡単なモデルで可能な面もあるし,なにより今から理論を詰めることにおいて早すぎるということはない.この本は量子論の基礎について詳細な説明もなされているし,行間も少ないのでオススメだ.量子コンピュータに興味があり,量子力学のことはじめを勉強した人は,是非チャレンジしてみてはどうだろう.

 


というところで,この本をもって「一日一冊」企画は終了としたいと思う.途中抜け落ちているところもあるが,私にしては続いたほうなのではないか.
この1ヶ月の総まとめはまた別の記事に書く予定であるので,そちらもよければ読んでほしい.この「一日一冊」感想文シリーズを読んでくださった方全てに感謝する.

 

量子情報科学入門

量子情報科学入門

 

 

戦下のレシピ(一日一冊、2/27)

と言うわけで数物セミナー3日目だ.(といっても,この感想文を書いているのは翌日の帰りの新幹線の中なのだけれど)

 

今日は「戦下のレシピ」(斎藤美奈子岩波書店,2015)という本を読んだ.この本は,第2次世界大戦中の日本において,人々はいったいどのような食事をしていたのかを調べた本である.

著者は,戦時の食事を調べる手段として「婦人雑誌」を用いている.婦人誌には家事・子育て・手芸などの情報が書かれているが,その中でも特に「食」を扱う割合が多かったらしい.明治末期には既に150を超える婦人誌が発行されており,1931年には「主婦之友」が60万部,「婦人倶楽部」が55万部発行と,いかに庶民の間に普及していたかが分かる.

そのような婦人雑誌だが,そのほとんどは戦争が悪化するにつれ廃刊に追い込まれていった.そのなかでもいくつかの雑誌は,質素なつくりになりながらも,戦争中に食料が不足して困っている奥様方の助けとなるべく,数多もの「節約レシピ」を開発し,紹介している.

 

このようにこの本は一貫して「婦人雑誌」をもとにして時系列順に描かれているのだが,これがまあ面白い.政治の変化,戦局の悪化がもろに台所に影響を及ぼすのがよくわかる.本文中にて筆者は,「(戦争中に食料が不足したり,配給品を得るために何時間も並んだり空襲警報に怯え過ごすことの精神的疲労が生じたなどの事実に対し)そんなことは戦争の中の枝葉の部分でしかない,と思う人もいるだろう.でも,じつは,寝不足で重労働で飯がない,それが戦争の本質かもしれない」と述べる.戦争とは多角的なものだ.皆様もぜひ,「食」という観点から第2次世界大戦を見つめ直してはいかがであろうか.

 

 

ボランティアという病(一日一冊、2/26)

数物セミナーも2日目である.周りが皆理学部のプロで嬉々として可換環について語っている中ひとり工学部のワイ,完全に異世界にきた気分である.

 

今日読んだ本は「ボランティアという病」(丸山千夏,2016,宝島社)前回までの反省を生かして比較的最近出版された本だ.時期としては熊本地震が起こった直後,数多くの民間ボランティア団体が乱立し,その中にはあまり適切でないような団体もあり問題であるという話.ボランティア問題はたびたび指摘されているし,マスコミでも注意喚起が行われている.つまり,自分の食事や睡眠場所は自分で確保すること,決して被災者の方々,もしくは他のボランティアの方々に迷惑をかけてはいけないことなどがある.しかし,それに加えて「変な民間ボランティア団体には所属しない」という注意喚起が追加されるべきであろう.それら団体の会計事情は不透明であるし,そこに所属して頑張った結果はすべて代表の功績に代わられる可能性もある.

まあ言っていることはだいたい注意喚起のレベルとして正しいし,実際にそう思うが,私が注目したいのは,この筆者はFacebookTwitterというSNSや,2ちゃんねるなどの情報をしばし活用しているという点にある.
もちろん,それらサイトに載っている情報をそのまま鵜呑みにしているということではなく,「これらサイトには〜などという人もいる」という形で引用している.少し古い本ばかり読んできた私からすれば,ここまでSNSの動きを取り入れる本というのは個人的には驚きだ.そこまでSNSというものが社会において影響力を占めてきているということなのだろうが,ネット上の書き込み,特に2ちゃんねるなんかは所詮「便所の落書き」である.この本は全くそんなことはないのだが(つまり,実際に熊本に取材に行っている),今後SNSの情報や動きだけをまとめてさも学術的のように振る舞う本も出てくるのではないだろうか,もしくはもう既に存在しているのだろうかと思うと,不思議な気分である.

 

ボランティアという病 (宝島社新書)

ボランティアという病 (宝島社新書)

 

 

バッタを倒しにアフリカへ(一日一冊、2/25)

 

今日からは春休み前半のメーンイベント,数物セミナーが始まる.始まる前にTwitterエゴサしたところ,なんともまあ強そうな人たちばかりである.何よりも彼らは心の底から勉強が楽しそうだ.私もその中に楽しみを見出す瞬間があるにはあるが大部分はつまらない作業であることが多く,つくづく自分は研究に向いていないなあと思う.まあ折角大金とそこそこの予習時間をはたいて行くのだから,同世代のガチプロの人たちから何か学びたいものである.

そんなこんなで初日の行きの新幹線から既にネガティブで参加しなけりゃよかったと軽く後悔しているがさておき.今日の予定を見たらどうにも自由時間がなさそうなので新幹線の中で今日の一冊を読む.
「バッタを倒しにアフリカへ」(前野ウルド浩太郎,光文社,2017)この本は2018年の新書大賞を受賞しているということで手に取った.最初の数ページを読んだだけでこの本がどのような本なのかが分かる.つまり,バッタを研究して論文をいて実績を上げて昆虫博士になるためにアフリカに旅立ちバッタのフィールドワークをしようとするが,肝心のバッタが60年に一度の大干ばつにより全然見当たらずヤバイ!という,まあアフリカ体験記のようなものである.

そのような序文とタイトルと表紙と煽り文から既にこの人は変人なんだなと思わなくもないし,まあ内容としても奇抜で語り口が軽快なので多くの人に受け入れられ,新書大賞を穫るというのもうなずける.
だがやはり,大学生から見て注目したいのはその研究の過酷さ,アフリカのモーリタニアという日本人がわずか数十名しか滞在していない僻地に行き,現地の厳しい生活を受け入れつつなお果敢にフィールドワークに励む姿は,これこそまさに研究者なのだなあという,この前読んだ1950年の地域社会と通ずる(ある意味平凡な)感想を抱いた.しかしこれだけしても,研究員としての正職に就くのは厳しいというのだから世知辛い.

と言うわけで今日の感想は終わりだ.新幹線がもう少しで目的地に就くというのもあるが,この本は純粋に「読み物として面白い」ので,特段感想を述べる点もない.興味があれば読んでみてはいかが.
ただし,本書には数枚,「バッタがうじゃあってなっている写真」やらが載っているので,そういうのが苦手な人は要注意だ.

 

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

 

 

かいけつゾロリ きょうふのちょうとっきゅう(一日一冊、2/24)

明日から所用で4日間ほど静岡に滞在する。お前先週も静岡行ってたやんけというのは内緒の話。また静岡おでん食べたいが時間的に厳しそう。

 

さて、そんなこんなでそれの準備に忙しく*1、本を読む時間もそんなにないだろうと思い、明日から4日分の本を図書館で借りたついでに、児童向け本コーナーに立ち寄った。

児童本コーナー!懐かしい本が立ち並ぶ。周りの小学生から白い目で見られているのを薄々感づいてはいたが、いや、しょうがない。私には確固たる目的があるのだ。そう、私が小学生のころ、ものすごく大好きだった、かいけつゾロリシリーズを見に行くのだ。

 

先ほど懐かしい本が立ち並ぶと表現したが、小学生時代私は実際のところほとんど本を読まなかった。私は漫画大好き人間だったので、学年誌を買ってもらったり、図書館に置いてある手塚治虫の漫画を読みふけったりしていたものだ。特に手塚治虫の漫画では「バンパイヤ」が好きだったのだが、この話が通じる人はいるだろうか。

そんな感じで漫画ばかり読んでいた私も、かいけつゾロリシリーズには本当に夢中になった。いや、これは最早本ではないと表現した方がおそらく正確であろうくらい、絵がたくさん描かれているのが特徴なのだが、まあ今時かいけつゾロリを知らない人などいないであろうからそのあたりは省略する。

 

10年ぶりくらいに読んで抱いた感想は、やはり今読んでも面白いということだ。子供にとって本当に面白いものは大人が見ても面白い。子供だましというものがいかに通用しないかがわかると思う。読んでいるときの目線の誘導、ところどころにしかけられている遊び心、わくわくさせるような作りこみなど、多彩にちりばめられた工夫が、読者を全く飽きさせずに最後まで引き込む。子供のころは気づかなかったけれど、なるほどこれはすごいという点に、本の最初から最後まで、つまり表紙の裏から背表紙の裏まで絵がみっちりと詰まっているのである。子供にとっては、ああここにも何か書かれてる、ここにもあったみたいに、まるで探検のように感じられるだろう。

 

一時のような勢いはないかもしれないが、それでもうちの図書館にかいけつゾロリシリーズはもう数冊しか残っていなかった。かいけつゾロリは世代を超えて皆に愛される本であろうと、強く確信した一日だった。

 

 

*1:実際には、本日(2/24)は文字通り何のやる気も出ずずっと寝ており、この記事を書きだしたのも、準備をし出したのも、日付変わって午前2時になってからなのであった